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ようこそ!JQ2RVNのブログです。 PICを使っていろいろな物を作ろうと画策中です。
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フィルタの種類
現時点でのまとめ、推測などなど


FIR・・・有限インパルス応答

プログラムは簡単。
定数かけて足していくだけ。
タップ数が多くなる。マイコンにはきつい?
ひずみが少ない。
周波数によるズレが少ない?
モデムを作るのなら、タイミングが重要だから、こっちなのかな??


IIR・・・無限インパルス応答

フィードバックがかかる。
だから、インパルス応答が無限?
タップ数は少なくてよい。マイコンにはいいのかも?
ひずみが生じる。グループ遅延特性とかいうらしい。
ちなみにFIRなら平坦。
フィードバックの分だけ、プログラムが複雑かな。
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前回DSPによる復調の方法を挙げたけど、
なんで、LPFが必要なのか?っていう話です。


サンプリング周波数の1/2以上の信号は、
正しく扱えないってのは、ナイキスト周波数ってやつで、よく知られている。

周波数がサンプリング周波数の1/2の正弦波を波形を考えてみる。
位相が0 radの時にサンプリングを始めたとしたら、
次のサンプリングはπ rad。その次が2π rad・・・
結局、出てきた値は0 0 0 0・・・の連続。
確かに、正しく扱えないっすね(^^;;




で、ここからが重要。
もし、ナイキスト周波数以上の信号が入ってきたとしたらどうなるか?

これを折り返し雑音というらしい。

たとえば40kHzでサンプリングしていた時、ナイキスト周波数は20kHz
もしここで、22KHzの信号が入ってきたとしたら、
それは18kHzの信号に見えてしまうという。
(ナイキスト周波数を中心に反対側「折り返した」信号)




この折り返し雑音ってのは、意外に身近でも起きていて、
たとえば、テレビで車の車輪をみると、逆回転に見えることがあるけど、
あれも、フレームレート以上に高速に回転しているかららしい。
つまり、テレビって30Hzでサンプリングしているのと同じだから、
15Hz以上の動きがあると、折り返された信号(映像)が見えてしまうんだって。
しかも、負の周波数になるから逆回転(ここはよくわからんw)




ということで、A/D変換の前にLPFを入れて、
折り返し雑音を取り除いてしまおうという魂胆です。
このフィルターを、アンチエイリアスフィルタっていうらしい。

でも、せっかくのデジタル信号処理を使って、
部品点数や回路を簡単にしようとしているのに、これじゃあ悲しい。


ならば!ということで、サンプリング周波数を上げにあげる。
(オーバーサンプリングとかいうらしい・・・違うかもしれんけど)


Bell202の復調をするのなら、2200Hz以上の信号は不必要なわけで、
もし、4500Hzでサンプリングしたら、かなり急峻なフィルタが必要。

でも、30kHzでサンプリングしたら、2200~15kHzが遷移領域になるフィルタでいいわけで
RCでも何とかなるんじゃないかーってものになる。
っていうこと。

ちなみに、ナイキスト周波数で-40db程度落とせていたらいいみたい。



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まずは、本家を解析しています。
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